スタート展示の見方5つのポイントとソフトでの活かし方【ベテラン解説】

スタート展示、ちゃんと見ていますか?
「見てはいるけど、どこを見ればいいのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
展示担当の大門です。
私は舟券を買う前に、必ず展示を見ます。番組表では分からない「その日のその艇」が、展示には出るからです。
この記事では、スタート展示の基本と見るポイント、鵜呑みにしないための注意点、そしてソフトを使って見る手間を減らす方法をまとめます。
この記事のポイント
- スタート展示は本番前のスタートの予行。進入・ST・隊形を確認できる
- 見るポイントはST・進入・隊形・展示タイム・実力との突き合わせの5つ
- 展示は本番と同じとは限らない。参考情報として使う
- スタテンの鬼・BoatFactorAI はスタート展示を図で表示し、見る手間を減らせる
そもそもスタート展示とは?
競艇では、各レースの前に「展示航走」が行われます。
本番と同じ6艇がスタートの予行をするスタート展示と、コースを周って走りを見せる周回展示です。
競艇のスタートは、走りながら大時計の0秒に合わせてスタートラインを通過する「フライングスタート」方式です。
0秒から1秒以内に通過しなければならず、0秒より前に出ればフライング、1秒を超えて遅れれば出遅れになります。
このとき、0秒から何秒後にスタートラインを通過したかがST(スタートタイミング)です。「.15」なら0.15秒後に通過した、という意味で、数字が小さいほど0秒にぴったり合わせて出たことになります。
競艇はスタートで半分決まる、と昔から言います。だからこそ、本番の前に予行が見られるのは大きい。見ない手はありません。
スタート展示の見方 5つのポイント
ポイント①:ST(誰が早く、誰が遅れたか)
まずは単純に、誰が早くて誰が遅れたか。
とくに内側の艇が遅れて、すぐ外の艇が早いときは、本番で外から攻められる形になりやすいので注意して見ます。
ポイント②:進入(どのコースに入ったか)
艇番どおりに1〜6コースへ入る(枠なり)とは限りません。
外の艇が内に入ろうとする「前づけ」があると、隊形が変わります。番組表の艇番だけで考えていると、ここで読みがずれます。
ポイント③:隊形(スローとダッシュ)
内側の艇はスタートラインの近くから短い助走で出る「スロー」、外側の艇は後ろに下がって長い助走をつける「ダッシュ」になるのが一般的です。
ダッシュ勢のいちばん内側、いわゆる「カド」の艇がどれだけ鋭く来るかは、展開を読むうえで外せません。
ポイント④:展示タイム
展示タイムは、周回展示で一定の区間を走ったタイムで、数字が小さいほど速い目安になります。
STがスタートの技術を映すのに対して、展示タイムはその日のモーターの伸びを見る手がかりです。風や水面の状態でも変わるので、同じレースの6艇どうしで比べるのが基本です。
ポイント⑤:実力との突き合わせ
展示で早かった艇が、そのまま強い艇とは限りません。
私がいつもやるのは、「展示で早い艇」と「地力のある艇」を並べて見ることです。両方そろった艇は信頼度が上がりますし、ずれていればそこに妙味があるかもしれません。
展示を鵜呑みにしてはいけない3つの理由
展示は大事ですが、そのまま本番になるわけではありません。
私が気をつけているのは次の3つです。
理由①:展示のフライングは本番の罰則にならない
本番のフライングには重い罰則がありますが、展示でのフライングは本番の罰則にはなりません。
だから展示では思い切って行く選手もいれば、控えめに様子を見る選手もいます。展示のSTが本番のSTになるとは限らない、と覚えておいてください。
理由②:本番で進入が変わることがある
進入が固定されていないレースでは、展示と本番で進入が変わることもあります。
展示の隊形はあくまで「こう入りそうだ」という参考です。
理由③:展示は一回きり
展示は一回だけの予行です。
一回の結果だけで決めつけず、選手の平均スタートや最近の成績と合わせて判断したほうが、読みは安定します。
注意
展示の内容は、レースの結果を約束するものではありません。展示を見たうえでも、最後は自分の判断で買い目を決めましょう。
ソフトで「見る手間」を減らす方法
問題は時間です。展示は締切のしばらく前に行われるので、複数の場を追っていると、全部の展示をじっくり見る余裕はありません。
そこで役に立つのが、スタート展示を図にしてくれるソフトです。ソフトは予想屋ではなく、目を速くする道具。ここではその使い方を紹介します。
方法①:スタテンの鬼で「早さ×強さ」を一枚で見る
スタテンの鬼は、スタート展示のST順と選手の能力値Aを軸に買い目を組むソフトです。
「スタート展示」タブでは、6艇の進入順とSTが艇の絵で並び、艇の後ろのジェットの炎の種類で能力値Aのレベル(7段階)が分かります。

上で書いた「ポイント⑤:実力との突き合わせ」を、図ひとつで済ませられるわけです。
さらに「鬼分析」タブでは、ST順と能力値A順から作った買い目(ONIDES・鬼流し)を、ボタン1つで投票シートへ送れます。
方法②:BoatFactorAI の「スタート展示」タブで位置を見る
AI予想ソフトの BoatFactorAI にも、従来の分析画面として「スタート展示」タブがあります。
スタート展示のタイミングをボートの位置(前に出ているほど早い)で描き、ボートの後ろの炎はその選手の能力値Aの大きさを表します。選手ごとのタイミングと展示タイムも並び、炎の見方は画面の右に出ています。

面白いのは、BoatFactorAI のAI自体は、展示のような当日にならないと入らないデータに頼らず、前日のうちに診断できる作りになっていることです。
つまり、AIの診断は前日に見ておき、当日は展示タブで自分の目を重ねる。そういう二段構えの使い方ができます。
AIが推した艇が、展示でも早いか。逆に置いていかれていないか。そこを自分の目で確かめるのが、人間の仕事だと思っています。
メモ:ほかにもある展示の見方
スマホで見るなら、競艇マクールの有料版にはリアルタイムのスタートタイムラインがあります。Web のボートレース日和にはコース別平均ST差などのデータがあります。パソコンでじっくり見るか、スマホで手軽に見るかで、使い分けるといいでしょう。
展示を軸に買い目を組みたいなら、まずはこの一本を。
スタテンの鬼の公式サイトを見る※価格は公式サイトの表示(2026年10月時点)まとめ:展示は「自分の目」を足すための材料
スタート展示では、ST・進入・隊形・展示タイムを見て、最後に実力と突き合わせる。
そして、展示は本番と同じとは限らない参考情報だということを忘れない。この2つを押さえておけば、展示の見方はぐっと整理されます。
見る手間はソフトで減らせます。浮いた時間は、どこが攻めそうか、どの買い目を削るかを考える時間に回してください。
舟券は余裕資金の範囲で、自分の判断で楽しみましょう。公営競技には損失の可能性があり、20歳未満は舟券を買えません。
前日にAIの診断、当日に展示。二段構えで見たい人へ。
BoatFactorAI の公式サイトを見る※価格は公式サイトの表示(2026年10月時点)




