競艇AI予想ソフトの選び方|失敗しない5つのチェックポイント

「AI予想」と書かれた競艇ソフト、最近よく見かけますよね。
でも、どれも「AIが予想します」と書いてあるだけで、違いが分からない。そう感じていませんか?
私はデータ分析を担当している波多野です。
仕事でも趣味でも、数字は自分で確かめないと信用しない性格です。
この記事では、競艇のAI予想ソフトを選ぶときに見るべき5つのポイントを整理します。
あわせて、データから予想する主なソフトを、公式・配布ページで確認できた事実だけで比べます。
この記事のポイント
- 「AI」という言葉より、何を学習しているかが公開されているかを見る
- 点数だけでなく、根拠(良い点・不安な点)が見えるかを確かめる
- 期間を決めて、基準と比べた答え合わせができるかが一番大事
- 買わないレースを決めてくれるかどうかで、使い勝手が大きく変わる
- 動作環境・更新状況・価格の形も、長く使うなら外せない
そもそも競艇の「AI予想ソフト」とは?
ひとことでいうと、過去のレースデータから傾向を学び、これからのレースの着順や確率を出すソフトです。
ただ、実際に売られているソフトを見ると、作り方はさまざまです。
- 機械学習のモデルで、着順や確率を予測するもの
- 統計分析や多変量解析で、予想や指数を出すもの
- 自分で計算式や予想法を作り、それを検証できるもの
- オッズと比べて「お買い得な舟券」を探すもの
「AI」と名乗るかどうかに関係なく、どれもデータから予想を出す道具であることは同じです。
だからこそ、名前ではなく中身で選ぶ必要があります。
正直、「AI」って書いてあるだけで当たりそうな気がしちゃいます…。
その気持ちは分かります。でも、AIかどうかより「何を見て、どう確かめられるか」のほうがずっと大事なんですよ。順番に見ていきましょう。
競艇AI予想ソフトを選ぶ5つのチェックポイント
私がソフトを見るときに、必ず確かめている5つの基準です。
ポイント①:何を学習しているかが公開されているか
まず確かめたいのは、AIが何のデータを使って、何を予測しているのかです。
- どの期間のデータで学習しているか
- どの項目(特徴量)を使っているか(勝率、スタート、モーター、コースなど)
- 何を予測しているか(1着、2連対、3連対など)
- 予測する日の結果を、学習に混ぜていないか
特に最後の点は見落とされがちです。
予測する日の結果が学習に入ってしまうと、検証の数字がいくらでも良く見えてしまいます。分析の世界では基本中の基本ですが、明記しているソフトは多くありません。
たとえば BoatFactorAI は、製品ページで学習のしくみをかなり具体的に公開しています。
| 学習期間 | 予測する開催日の前日までの1年ぶん(初期値) |
|---|---|
| 特徴量 | 選手の級別・全国と当地の勝率・2連対率・3連対率・平均スタート・フライング数・年齢・体重、モーターやボートの2連対率・3連対率、艇番(コース)、会場、レース番号 |
| 予測するもの | 着順ランク/1着確率/2連対確率/3連対確率の4つを別々に学習 |
| 学習の方法 | 勾配ブースティング(LightGBM) |
| 答えを見ない | 予測する開催日の前日までのデータだけで学習 |
ここまで書かれていれば、「何を根拠に予想しているのか」を自分で判断できます。
ポイント②:予想の根拠が見えるか
次に大事なのが、結果だけでなく理由が見えるかです。
「◎1号艇」とだけ出されても、なぜそうなのか分からなければ、外れたときに何も学べません。
逆に、良い点と不安な点が書かれていれば、自分の見立てと突き合わせられます。

BoatFactorAI の場合、総合評価の内訳が項目ごとに出て、さらにプラス要因とリスク要因が文章で並びます。
「AIモデル一致度」は、4つの見方が同じ艇を推しているかどうかを表す項目で、AI同士の意見がそろっているかまで確かめられるのが特徴です。
統計系のソフトでも、指数の計算式を自分で定義できるもの(1.2Finish など)や、独自予想法を作って検証できるもの(Boat Advisor など)は、根拠を自分で組み立てるタイプといえます。
「根拠を見せてほしい」のか「根拠を自分で作りたい」のかで、選ぶソフトが変わります。
ポイント③:期間を決めて答え合わせできるか
私が5つの中でいちばん重視しているのがこれです。
予想は、1日や2日の結果では良し悪しが分かりません。
たまたま当たった日だけを見ても、たまたま外れた日だけを見ても、判断を誤ります。
見るべきは次の3点です。
- 期間を自分で決めて集計できるか
- 比べる「基準」があるか(何と比べて良いのか)
- 当たった日も外れた日も、同じように数字に残るか
競艇は1号艇が有利な競技です。
なので「本命が1着になった割合」だけでは、1号艇を買い続けるのと比べて良いのかどうかが分かりません。

BoatFactorAI の「AI成績」は、まさにこの考え方で作られています。
ランク別・判定別のAI本命1着率を、同じレースを「常に1号艇」で買った場合と必ず並べて表示し、AIランク買目の的中率・回収率も出します。
答え合わせの考え方は奥が深いので、別の記事で詳しく書きました。

ポイント④:買わないレースを決めてくれるか
見落としがちですが、実際に使うと効いてくるのがこの点です。
全レースに予想を出すソフトは、一見お得に見えます。
でも、AIにも得意なレースと苦手なレースがあります。苦手なレースまで同じ顔で予想が並ぶと、結局どれを買えばいいか迷ってしまいます。
BoatFactorAI は、全レースを診断したうえで「買い/様子見/見送り」の判定を付け、見送りのレースには買い目を作りません。
番組表の左にある「AI厳選」で、Sランクのみ・S+Aランク・買いのみ・買い+様子見に絞り込めます。

オッズと比べて「お買い得な舟券」を探す競艇解析のように、回収率の観点からレースを選ぶ考え方のソフトもあります。
どちらも「全部は買わない」という発想は共通していますね。
ポイント⑤:動作環境・更新状況・価格の形
最後は、長く使えるかどうかです。
- 動作環境:自分のパソコン(OS)で動くか、スマホで使いたいのか
- 更新状況:配布ページの最終更新がいつか。データの取り込み先は変わることがあります
- 価格の形:買い切りか、月額か、ライセンスに期限があるか
- サポート:困ったときに問い合わせられるか
AI予想ソフトは、毎日のデータを取り込んで初めて動きます。
データの提供元の仕様が変わることもあるので、更新が続いているかは必ず確かめておきたいところです。
なお公式サイトのデータダウンロードのページには、「番組表閲覧」「オッズ情報・結果」「競走成績閲覧」が2025年3月5日にサービス終了したと書かれています。外部のデータを使うソフトにとって、こうした変化への対応は大事なポイントです。
データから予想する競艇ソフトの比較
ここからは、データから予想・分析する主なソフトを比べます。
他社ソフトの情報は、公式・配布ページで2026年10月17日に確認できた事実だけです。
| ソフト | 種類 | 価格 | 動作環境 | 予想の作り方 | 最終更新 |
|---|---|---|---|---|---|
| BoatFactorAI | Windows AI予想 | 49,800円(税込・初回限定、通常80,000円)買い切り | Windows 11 | 過去1年ぶんを LightGBM で学習。4つの見方で予測し、レースを厳選 | 2026年10月時点で販売中 |
| Boat Advisor | Windows 予想・分析 | シェアウェア 3,100円(Vector 表示) | Windows 10/8/7(Vector 表示) | 100項目以上の統計分析による予想。独自予想法の作成・検証 | Ver.3.05.02(2026-04-03) |
| BOAT RACE 予想支援ソフト 1.2Finish | Windows 予想支援 | 4,400円(税抜)。ライセンスは版ごとに有効期限1年 | Windows 10/11 | 独自予想指数の計算式を定義。推奨舟券表示 | Ver.1.00.1(2024-11-27) |
| 競艇解析 | Windows 予想(期待値) | シェアウェア 5,390円 | Windows 11/10/8/7 | 統計処理の結果を実オッズと比べ、お買い得な舟券を探す | 3.32(2024-08-31) |
| 競艇新聞 | Windows 新聞作成・予想 | シェアウェア 3,190円(ライセンス5年) | Windows 11/10/8/7 | 多変量解析による予想(場・季節別)、独自のモーター評価指数 | 3.32(2024-09-16) |
| 競艇マクール | 情報・予想アプリ | 無料+課金(月350円/550円ほか) | iOS/Android/Web | 出走表・予想・モーター情報など(雑誌マクール監修) | 4.6.1(8月26日・年表示なし) |
| TURNMARK | データ・予想アプリ | 無料(有料データあり) | iOS | 2010年1月以降の全レースDB、結果を隠したリプレイでの予想練習 | 3.5.0(2025-04-12) |
同じ「データで予想する」ソフトでも、向いている人はかなり違います。
BoatFactorAI|AIにレースを選ばせて、期間で確かめたい人
過去1年ぶんを学習したAIが全レースを診断し、買う価値のあるレースだけを選び出すソフトです。
根拠(プラス要因・リスク要因)を読み、AIランク買目(2連単1点・3連単6点)を投票シートへ送り、あとから「常に1号艇」と並べて答え合わせする。この一連の流れが1本で完結します。
学習の設定は提供元が検証した推奨値が自動で入り、5競技のAIの中核エンジン「AIMaster」が毎晩答え合わせ・学習し直して予想を配信します。
展示に頼らない作りなので、前日のうちに狙いを決められるのも特徴です。
価格は今回比べた中では高めですが、AIの学習・診断・答え合わせの仕組みまで含めて見ると、方向性がはっきりしたソフトだと感じます。
詳しくはレビュー記事をどうぞ。

Boat Advisor|自分で予想法を作って検証したい人
レース結果・オッズ・艇情報のデータベースを手元に作り、100項目以上の統計分析で予想するソフトです。
独自の予想法を作って検証できるので、自分で仮説を立てて試したい人に向いています。2026年4月に更新されています。
動作環境の表示は Windows 10/8/7(Vector 表示)なので、Windows 11 で使う場合は配布元で確認しておくと安心です。
1.2Finish|指数の計算式を自分で決めたい人
開催情報・番組データを自動で取得し、出走表風の画面で見られる予想支援ソフトです。
独自予想指数の計算式を定義でき、進入の自動予想や推奨舟券の表示もあります。
ライセンスキーは選手データ更新の版ごとに有効期限1年、という形です。
競艇解析・競艇新聞|統計処理・多変量解析の老舗
同じ作者による2本です。
競艇解析は、統計処理の結果を実オッズと比べて「お買い得な舟券」を探す回収率重視のソフト。競艇新聞は、新聞の作成・印刷と、多変量解析による場・季節別の予想が特徴です。
どちらも最終更新は2024年です。Windows 11 に対応した表記があります。
競艇マクール・TURNMARK|スマホで情報や練習を手軽に
パソコンソフトではなく、スマホで使うアプリです。
競艇マクールは出走表・オッズ・予想・モーター情報などを全24場ぶん見られる情報アプリ。TURNMARK は2010年1月以降の全レースデータベースや、結果を隠したリプレイで予想を練習できる機能があります。
外出先で手軽に情報を見たい人には、こちらが向いています。
5つのチェックポイントを一通り満たすAIソフトを探しているなら、まず画面を見てみてください。
BoatFactorAI の公式サイトを見る※価格は公式サイトの表示(2026年10月時点)目的別:あなたに合うのはどのタイプ?
| こんな人 | 向いているタイプ | 例 |
|---|---|---|
| 買うレースをAIに絞ってほしい/根拠を見たい/期間で確かめたい | レース厳選型のAI | BoatFactorAI |
| 自分で予想法や計算式を作って試したい | 予想法作成・検証型 | Boat Advisor、1.2Finish |
| オッズとの比較で回収率を意識したい | 期待値型 | 競艇解析 |
| 新聞のように印刷して見たい | 新聞作成型 | 競艇新聞 |
| スマホで手軽に情報・練習 | アプリ | 競艇マクール、TURNMARK |
私自身は、「選んだ理由が見えて、あとで数字で確かめられる」ことを最優先にしています。
どんなに賢いAIでも、確かめる手段がなければ信じる根拠がないからです。
AI予想ソフトを使うときの注意点
注意①:AIは「保証」ではない
AIの予測は、過去の傾向から出したものです。
どのソフトでも、的中や利益が保証されるわけではありません。BoatFactorAI の公式ページにも、その旨がはっきり書かれています。
注意②:短い期間の結果で判断しない
数日当たらなかったからダメ、数日当たったから最強、とはいえません。
期間を決めて、基準と比べて確かめる習慣をつけましょう。
注意③:最終判断は自分で
AIの判定はあくまで判断材料です。
買うかどうか、いくら買うかは、自分で決めるものです。
注意
舟券の購入は、生活に影響しない余裕資金の範囲で、自分の判断で楽しみましょう。熱くなりそうなときは、その日の上限を先に決めておくのがおすすめです。
まとめ:AIかどうかより「確かめられるか」で選ぶ
競艇のAI予想ソフトを選ぶ5つのポイントをおさらいします。
- 何を学習しているかが公開されているか
- 予想の根拠が見えるか
- 期間を決めて、基準と比べた答え合わせができるか
- 買わないレースを決めてくれるか
- 動作環境・更新状況・価格の形
この5つを満たす例として、この記事では BoatFactorAI を紹介しました。
学習のしくみの公開、AI診断の根拠表示、「常に1号艇」と並べたAI成績、見送り判定と、確かめながら使うための仕組みがそろっているのが強みです。
一方で、自分で予想法を作りたい人やスマホで手軽に使いたい人には、別のソフトやアプリが合うこともあります。
自分が何を求めているかを決めてから選ぶと、失敗が少なくなりますよ。
学習のしくみ・画面・マニュアルは公式サイトで確認できます。
BoatFactorAI の公式サイトを見る※価格は公式サイトの表示(2026年10月時点)


